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#056 「ブログと私」
ブログには、もともと憧れや関心がありましたが、それを実現させることができずにいました。そんな折、めでたくブログを始めることができたきっかけは、会社のホームページを作り、中にブログのページを入れることができたことです。
最初は、マイペースで日々思うことを徒然なるままに書けばいいくらいの気持ちでいましたが、今のようにせっかちに書くことになったのは、一にも二にも「ホームページの検索数を上位にあげ、視聴数を増やすこと。そのためには、できるだけたくさんブログを上げて頻繁に更新すること」とのアドバイスを受けたからです。つまり、自分の会社の知名度アップと売り上げ向上という実利的な意味合いが強くなったわけです。それで本当は仕事に関するワードをできるだけたくさん入れて、ヒットさせて仕事につながることが理想なのですが、そこは「自分の書きたいことを書く」というわがままが優先されているようです。
ブログを更新する頻度は、基本は隔日、最低でも週に3回と決めています。脳科学者の茂木健一郎さんの著書「クオリアと意識」の中で、茂木さんが毎朝のルーティーンとして「朝起きたらまずブログを一本書く」とあります。格好いいなあと思います。本当はそこまでできればいいんでしょうが、誰かフォローしてくれるかな。
私がブログを書くとき、最近の傾向としては、まずエイヤ!でタイトルを決めてから、そこから無理やり思考を展開してひとつの原稿を仕上げるという、なかば訓練のようにしています。しかし、ブログってそういうもの?という疑問も率直にありますし、実際、ブログってもっと「軽いもの」のような気がします。あくまで訓練なので書きながら考えます。面白い題材なのか、論旨はつながっているか、語彙や言い回しを正しく使えているか、くどくなっていないか、結論は導き出されているか、最後にオチがついているか(これは私自身が信条にしているだけなのですが)などなど。因みにオチがついていない文章のことを「おちつきのない文章」と言います。まあそれはどうでも良いにして、それに加えて、いかに速く書けるかという課題もくっつけています。
結論として、完成度はと言えば、全然ダメですね。それなら、なぜこんなに自分で負荷をかけているのか、これから遅咲きの小説家にでもなろうとしているのかといえば、そんなことはあり得ません。こういうのが純粋に勉強なのかなと思うから、逆に楽しいのです。
さて、前述しましたが、ブログというと「軽く書く」というイメージがあります。だいたいは自分の体験と感想や、旅や食したものの評価や感想などで、文体も使う言葉ももう少し平易なものというイメージがあります。それに比べて、私のブログは硬いですよね。以前、地域包括支援センターに勤めていたときも、たまに地域新聞などに投稿する記事を書くように言われましたが、「もう少しわかりやすく書けないの」とよく上司から文句を言われていました。さもありなん。
個人のブログは何をどのように書こうがカラスの勝手でしょと開き直ることも出来ますが、これも「学習」と思っているのなら、もう少しわかりやすく、軽く書いてみるのもひとつの勉強かもしれません。いやはや、やっぱり硬いなあ。
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