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#172 「夢に夢がないとき」
ちゃんと数えたわけではありませんが、夢に関するブログは5回目くらいではないかと思います。夢はいいですよね。何せただで短編映画を見せてくれるようなものですから。
昨夜の夢は、亡くなった父方の一番上の伯父夫婦が「住んでいた」という設定のコンドミニアムの一室を姪っ子の家族と一緒に引き継いで大家族で住んでいるというものです。場所はシンガポールのようです。そのだだっ広い部屋の中は荒れ放題で、ところどころにガラスが砕け散ったような跡があり、危ないです。そんな中で、今朝食べるものがあるか探し回っていて、ようやく一つのパンを皆で分け合って食べていました。和やかな雰囲気。姪っ子の一番下のまだ幼い男の子がなついてきてとても可愛かったです。
と、このようにはっきりと覚えている場合はいいのですが、実は最近の「悩み」は、確かに夢は見たはずなのですが、内容をはっきりとした形で覚えていないことが多くなったことです。夢は長く感じても脳に浮かんでいるのはほんの一瞬であるようなことを聞いたことがあります。つまりはそれが目覚める前の一瞬であれば覚えていられますが、真夜中に見たようなものであれば、「短期記憶の劣化」によって若いときほど覚えていられないのではないかというのが私の見立てです。相当強烈なものである場合は別ですが。
もう一つあるのは悩みというより不思議なことです。なぜか私の夢の中身は、その生きている時代背景によって「いくつかのパターン」に分けられてきたような気がします。若いときは「怖い夢」をよく見て、夜寝るのが怖かった頃があります。現実世界で葛藤したり苦しんだりしているときは「穏やかで包み込まれるような夢」をよく見て、夜寝ることで癒されていました。逆に仕事でノリノリの時は、「人から疎んじられたり嫌なことを言われたりする夢」をよく見ました。シンガポールでバリバリ働いていたころは、何故か「フルカラーで立体的な夢」をよく見ました。特に上空から見事な街並みや海の上を見下ろして飛んでいる夢はSFファンタジー映画を毎晩見ているようでそれは楽しい時期でした。

それが最近のパターンは ①やたらと多くの人が出てくること ②大きなスペースの中で何かをしていること ③車を運転する場面が多いこと とまとめるとそんな感じです。こういうパターンに絞られてくることが多く、その「多くの人」とは、知り合いが日替わりでいますが、その他のエキストラはだいたいが不特定多数の知らない人たちです。
ちょっと面白くない気がします。現実的というわけでもないけど、同じようなパターンの淡々とした夢はちょっと飽きます。日替わりで、今日はSFファンタジー、今日はスペクタクル、今日はラブコメディーで、今日はサスペンスとかになれば面白いんですがね。まあ毎回パルシネマに通えばいいんでしょうが、お金がかかりますから。
やはりあの黒澤明の「夢」あれは面白かったですし、ああいうオムニバスが毎晩見られたら本当に幸せでしょうね。全部覚えていられたらの話ですが。 (写真:地域のカフェ 「花🌸花」さんのカウンター席)
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