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#156 「続けているときっと何かいいことが待っている」
映画「ら・かんぱねら」が間もなく封切りを迎えます。佐賀の海苔漁師の男性がフジコ・ヘミングの「ラ・カンパネラ」の演奏を見て感激し、一念発起して仕事と両立させて一日10時間練習し(しかも全くの初心者から)1年間で曲を完成させたという驚異のトゥルーストーリーを映画化したものです。以前テレビでも特集され、実際に往年のフジコさんと本人が共演したことでも話題になりました。
このエピソードは私たちに、希望とモチベーションを与えてくれます。なにより、その海苔師さんの「明確な目標」、「強固な意志」と「継続の力」に心動かされます。なるほど、海苔師さんには、すでに何らかの資質が備わっていたからかもしれません。もし私が挑戦したら、そもそも一日に10時間も絶対に練習できないし、ちんたらやっていたら10年かかっても難しいでしょう。そもそも資質もないし。しかし、「その海苔師さんは特別だったから」で済ませるのも尚早かなと思います。
絶対的に必要だったのは、すでに書いたように、「明確な目標」、「強固な意志」と「継続の力」という3つの要素です。それがあったからその海苔師さんは見事に1年で「ラ・カンパネラ」を完成させることができたのだと思います。その中でも特に大切で、力を発揮したのが「継続の力」でしょう。
本当に心から思うのは、何かを継続することはとても難しいけど大切だということです。必ずその先にはなんらかの成果がついてきますから。海苔師さんのように何か目的をもって継続するのは、それを達成するところがゴールになります。しかしたとえ特に目的なく何かを継続するだけでも、そこから生み出される達成感と成果は、必ずや私たちのQOLをマックス上げてくれるでしょう。いや、「ここまで続いた」ということだけでも相当な満足感かもしれません。私が信じているのは、「続けているときっと何かいいことが待っている」ということです。
それで私の場合で言えば、以前は特に何かを続けてやってきたということがないんですが、最近になって一つだけ大きな声で言えることがあります。それは、毎朝必ず30~40分間、英語のPodcast番組を聞くということです。コロナの前からなので、おそらくもう6年くらいは続いています。最初は通勤する朝の車の中で聞いていました。職場までちょうど40分くらいでしたから。今は毎朝、朝食を食べながら聞いています。

さて、では、その目的は何?ということですが、あまり明確なものはありません。もちろん、英語の発音がネイティブ並みになる、ネイティブの生英語が聞き取れるようになる、というざっくりした「なったらいいなあ」程度の下心はあります。しかし明確に何かの検定を受けるとか、将来、Podcast番組を作るためとかそんなものは一切ありません。絶対に聞き取る!という強固な意志もなく、内容をつかんで聞いていることのほうが少なく、だいたいは聞き流しです。(あえて言えば、耳が聞いているだけ)それでも、「ずっと聞き続けていると、何かいいことあるよ」という気持ちは常にあります。いいこと?何でしょう。わかりませんが。
何かを継続したいなら、「何か毎日行う生活動作にくっつけてルーティーン化して」やるのがコツです。例えば、私は先ほど言ったようにPodcastは朝食の時ですが、それ以外に、トーストが焼ける時間にスクワット運動をやるというのもあります。もう2年くらい続いていると思います。これなら、忘れることもありませんからね。
「継続は力なり」といいます。本当にその通りだと思います。そして私は新たに、このブログを継続しようとしています。まだまだ156回目。ゴールはどこ?「何かいいこと」って何だろう。
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