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#109 「進化は続くよどこまでも」
ブログのトピックってものは、なかなかネタが思いつかなくて数日空いてしまったかと思えば、逆に一度にいくつも浮かんで忘れないうちに書かねばという事態になることもあります。今は2本同時に書いていますが、表舞台に立つのはどちらが先でしょう、なんて私も楽しみです。売れっ子作家じゃあるまいし。
今朝、歯を磨いていてふと気づいたのが、最近の歯磨きチューブは最後まで必死で絞らなくてもかなりきれいに残さず出てくるということです。昔は、というかほんの1~2年前まではよく最後はチューブの半分を切って、すくうように歯磨き粉を使い切っていましたが、その必要性がほとんどなくなりました。どういう技術かわからないですが、この進化は生活にとても役立っていますよね。
これ以外に、「小さな進化」はいろんなところで見られるように思います。そのひとつが「納豆のたれ」です。「こちらの端はどこから切ってもきれいに切れます」というのは一昔前からあったと思いますが、最近は「この部分を強く押してください」というものです。なんとなくたれがドバっと四方八方に散って無残なことになる絵が浮かびますが、これがなんときれいに前方にだけ飛び出ます。どんな技術でしょう。
あとは、納豆のプラスティックの容器を折れ線に沿ってパキッと折るだけで納豆にたれを乗せることができるものなど、手を汚さずに納豆ご飯が楽しめるツールの進化はどこまでも続きます。
これ以外にも生活密着型の「ちょっとした善意」のような進化がそこここに溢れているような気がしてなりません。
そういえば、ちょっと前ですが感動したのは、カレーなどのレトルトパックを湯せんするとき、一昔前は決死の覚悟で暑いパックを指で持ち上げていましたが、今は、上部の角に小さな穴が開いていて、「ここにお箸を通して持ち上げてください」というものがあります。すべてのパックがそういうわけでもないので、1メーカーが特許でもとったんですかね。
特許といえば、長らく日本の専売特許だったように思います。世界の国別特許出願件数を調べて見ましたら、2023年で日本は48,981件、期待したように世界一位ではなかったですが、世界第3位で、国力が圧倒的に違う1位中国の70%もありました。これはGDPや人口の差などを換算すると事実上、世界トップと言っても良いような気がします。
日本での特徴は、このように「生活にやさしい小さな進化」をいつも企業が考えてくれているということかと思います。とても小さな進化だけど、間違いなく私たちのQOLを上げてくれています。日本人として誇らしく感じることのひとつです。
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