#098 「曼荼羅」

さて、今年の初夢はというと、予想した通りなんだか辛く苦しいものでした・・・私はどこかの団体に所属しているようで、その団体で今日はイベントを開催するようです。そのイベントにどうしても1台軽自動車が必要なので、私が自ら申し出て「私の車を使ってください。15分くらいでとってきます」とまた大風呂敷を拡げたのはいいですが、自宅まで帰るタクシーがまったく見つからず、仕方なく早足で帰ろうとするという「時間との闘い」がテーマの夢でした。ある意味、今の心情とあっていて怖いですが、後味の悪いこと悪いこと。

 元日の日は、妻が難病の診断を受けてからの恒例になっている「近所の神社に初詣でチャレンジ」というイベントは一回パスし、家で今年の目標を立て、それを「マンダラチャート」に書き込んでいくという作業を家族三人でしました。

 マンダラチャートはマンダラートとか曼荼羅チャートとかいくつかの名前で呼ばれますが、目標達成のための課題分析、思考展開と整理のための表で、大谷翔平が高校時代に作って目標管理し、今の姿になったことでも有名になりました。出来上がった81マスの美しい姿が、チベットの曼荼羅のアートにも似ていることから名づけられたのが始まりだそうです。

 いくつかの目標の中のひとつの大目標を取り上げ、それを8つの中目標(課題)に仕分け、その8つの中目標について、さらにそれぞれ8つの小目標(課題)にわけることで、細かい課題から大目標にアプローチできます。

 父親も取り組み始めたので感心しましたが、約30分であえなく撃沈。最近の決まり文句である「また後からやるわ」で締めくくりとなりました。私は、8つの中目標まで分けるところで、「次回のいこいの居場所カフェでみんなで取り組んでみよう」という大義名分のもと、中途半端で置きっぱなしになりました。その中で、この取り組みの言い出しっぺでもある妻は、見事に曼荼羅を描き上げました。分析の仕方も整理の仕方も素晴らしいと感じました。そして何よりも「細かく取り組んでいく」ことこそが大きな目標の達成につながるに違いないと思わせてくれたのでした。

 読者の皆さんは(また始まった)今年一年にどのような目標を立てましたか。大事なのは「目標を達成する」ことではなく、「目標に向かって取り組む」ことであり、つまりは結果よりもプロセスが大事なんじゃないかな。それは、昨年の目標の達成(ギターで「アルハンブラの想い出」を完成させること)ができず、今年に3年連続繰り越しになった私が保障します。説得力はないですけど。

コメント

コメントする

目次