#092　「メリークリスマス！」

2024年12月24日

さてさて、2024年も残すところあと1週間。「あっという間という間もないほど」早く過ぎたという言い方をしてもまだ足りないほど、あっという間でした。私たちの年代になると、顔を見ればお互いに言い合うことが多くなってきましたが、「年をとるほど時間の過ぎるのが速い」という説は正しいのでしょうか。これは若い人はどうなのか、一度インタビューを試みても面白いかもしれません。

　それは日々の中にルーティーンと言われる繰り返し行為が多くなってくるからかもしれません。たまに、そのルーティーンのひとつをこなしていると、「あれ、さっき同じことをやったばかりじゃなかったかな」という錯覚に陥ることがあります。同じリズムの生活は、日々の流れを早めるような気がします。それに引き換え、若い世代は（おそらく）毎日が意外性の繰り返しであることが多いんじゃないですかね。昨日は徹夜で遊んで、今日は一日寝ていて、明日は試験だったなんて（極端ですかね）。私は、45歳からずっと介護職のシフトに入ってきたし、今も毎日の仕事はバラバラなので、かなり一日の流れは違っているはずなのに、それでも時間のたつのが速く感じます。これは研究の対象に値するかもしれません。

　私は自分自身の死に対する恐怖感はそれほどないように思いますが（これもその場になってみないとわかりませんが）、時間が速く過ぎることに対する恐怖感は大きいです。やっぱり時間がゆっくりと流れ、その中でやりたいことを思い切りやりたい、まだまだ足りないと思うことが多いです。