#088 「夢で帳尻を合わせる」

夢をテーマにしたブログは、記憶が正しければこれで4回目です。それくらい、私にとって夢は生活の中の重要な要素になっています。例外なく毎晩、夢を見ますが、うちの父親も朝起きてきたときに「あ~昨日は変な夢を見た・・・」というときが多いので、「よく夢を見る」というのはひょっとしたら親譲り、遺伝性のものかもしれません。

 父のを聞いてもサラッと流すくせに、自分の夢はゆっくり反芻することが多いです。印象的なシーンを繰り返し思いだしたり、意味を考えたりしますが、まあ午後には忘れていますので、朝の儀式としては悪くないと思います。

 私の夢の特徴は以前書いたかもしれませんが、総天然色で3Dです。つまりは「アバター」の映画を映画館で見ているようなものです。火事の夢は本当に真っ赤です。3Dかそうでないかはその回によって違いますが、今は、朝起きてもあまり立体的だったという印象は残っていないことが多いです。昔はよく3Dの夢を見ました。ちょうどドローンで街の上を飛んでいるような夢を何回も見たものです。どうしてこんな夢を見るのか、夢を見ながら考えたりもしましたが、「まいっか。今が楽しいから」という結論に落ち着いて、リアルな空の旅を満喫したものです。

 もう一つの特徴は、その時の心理状態と夢の内容が見事に正反対の方向を向いていることです。もう少しわかりやすく言えば、(お勤め時代はよくあったのですが)ストレスまみれで気持ちが落ち込んでいるときは、とても温かく優しく包み込むような夢を見、反対に前向きでイケイケのときは、非常に嫌な、あるいは怖くうなされるような夢を見ることが多いです。なんなんでしょう。その時の心情が夢に影響するはずだと普通は思いますよね。なぜ、それが逆になるのか(90%くらいの確率でそうなります)自分でもその仕組みがわかりません。

 落ち込んでいるときには元気づけてくれ、走りすぎているときにはちょっとそれを諫めてくれる、夢はそういうものと思うようにしています。夢で帳尻を合わせながら、ちょうどいい塩梅で生きていけるのは幸せなことです。

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