#079 「魅惑のアプリ Studyplus」

最近は何でもかんでもアプリになって出てきます。感心したのが、山にカメラを向けるとその山の名前が出てくるアプリ、鼻歌でフンフンとやると、その曲名を教えてくれるアプリ、植物の名前をいくつかの候補付きで教えてくれるアプリなどです。処方箋薬局もアプリでデータで送れば時間節約になるし、天気予報アプリなんかは日々お世話になっています。ルート検索アプリなども実に役に立ちますよね。しかし、必要なときには必ず使うものは別として、「お楽しみアプリ」の類は、興奮してすぐにダウンロードしたのはいいものの、その後一回も使わなかったなんてことが少なくありません。

 そんな「お楽しみアプリ」の中でも、本当に有効活用している、心底、出会えてよかったと思っているアプリが二つあります。一つは有名なApple Music、そしてもうひとつがStudyplusです。

 Apple Musicは説明するまでもないと思いますが、月額1,000円弱で音楽が聴き放題で、しかも今まで出てこなかった曲がほとんどないほど持ち曲の幅が広いのは限りなく優れものです。少なくとも20年前には、想像だにしなったことでしょう。

音楽の媒体の進化は激しく、自分史の中でも50年くらい前はアナログのレコードやカセットテープ、40年くらい前からCDが出始め、同じ頃、外出中でもWALKMANで音楽が聴けるようになり、技術の進歩に驚いたものです。そして20年位前からはもっと小型化された媒体にデータで音楽を入れて聞くようになり、配信サイトから一曲ずつ音楽をダウンロード(購入)するようになり、今のようにApple Musicで音楽聞き放題になったわけです。2,000円食べ放題!なんかはすぐお腹がいっぱいになって元が取れるかどうか怪しいところですが、1,000円音楽聞き放題は2~3日あればすぐに元が取れる超お買い得品ですよね。

 いつも前置きが長くなりますが、今日の主役はStudyplus(スタディプラス)です。このアプリは無料(だったはず)です。きっかけはお友達からの紹介で、最初は少し疑り深く見よう見まねで始めたものですが、今の生活はこれなしでは考えられないくらいになっています。

簡単に内容を紹介しますと、一週間の勉強の合計時間の目標を立てて、勉強内容を細かく整理、項目分けして、項目ごとに実際に勉強した時間を積み上げて、時間の目標達成を図るアプリです。このアプリがすぐれている所以は、フレンド同士でグループを作って、その中で達成を競い、仲間の勉強内容にコメントしたり、また仲間が達成したことをコメントで喜び合ったりできること、それが更に勉強するモチベーションを高めてくれることです。また「目標達成するため」ということが新たな勉強の機会を創設してくれたり、それが自己研鑽につながったり、要するに「正の連鎖」が生み出されることです。

 年を重ねてからの勉強は、明らかに学生時代の勉強とは違いますよね。よく「生涯学習」といわれます。つまり、死ぬまで勉強と言うことです。この考え方に私も心から賛同します。自分もそうでありたいと思います。私がとある高齢者施設で勤めていたころも、当時80代後半の認知症の進んだ利用者さんが「私はもっと勉強します」と口癖のように繰り返しておられたのを思い出します。その方にとっては、ずっとすべてが勉強だったんでしょうね。学生時代の勉強は、大学入試とか期末試験とか、ほとんどはその目的が決まっていたものでした。もちろん、中には早くから自分自身の目標を立てて勉強をしている子供もいますので、全員とは言いませんが。

 それに比べて、大人になってからの勉強は、自由に自分の好きなことができるという利点があります。誰かに強制されたり、仕方なくやったりということとは無縁です。今は毎日の勉強が楽しくて仕方ありません。そして、それを強く後押ししてくれるのがStudyplusです。「あなたに会えてよかった~♬」ってか。

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