#047 「ユメのような夢を見た」

「夢」については、このブログを書き始めてすぐくらいに書いています。その中で、いわゆる「良い夢」は50回に1回くらいで、後はほとんどが「嫌な夢」、それも半分は現実世界で自分の嫌な部分が出るような、なんとも後味の悪いものであることを書きました。

 しかし、たまには本当に素敵な夢を見るものです。おそらく、一生に3回くらい見ればいいという稀有な夢です。その話は3分後にしますので、楽しみに待っていてください。

 自分の見る夢の変遷を語れば、一冊の本ができる・・・というのは言い過ぎですが、ときどき傾向が変わっているような気がします。幼いころの夢の記憶がはっきりとあるといいのですが、基本的には既述したような「嫌な夢」が多かったような気がします。中でも小学生の時に、夢に本当に怖い幽霊がたくさん出てきたことがあり、その後しばらくは夜寝るのが怖くて仕方がありませんでした。

 時は流れ、就職してシンガポールに駐在していたころは、明らかに夢の傾向が変わっていました。①総天然色であること、②3Dであること、③鳥のような目で空から街並みや大自然を俯瞰している夢をよく見たことなど、まあ今で言えば「バーチャル・リアリティ」でしか再現できないような本当に貴重な夢を何度も見ました。何だったんだろう。そして、日本に帰国するとすっかりもとの「嫌な夢」に戻っていたのです。

 決して、シンガポールがよかったからとか、日本で嫌な思いばかりしているからと言いたいのではありません。夢って本当に「摩訶不思議」で、まるで180度違う気持ちを反映することも多いですから。

 さてお待たせしました。3分経ちましたので、素敵な夢について語ります。

ホテルの一室のようです。しかもかなり大きいホテルのようです。出張中でしょうか。

朝、私はそんな部屋で目覚めます。

すると、玄関ドアのすぐ傍らで可愛い赤ん坊がハイハイしています。玄関ドアが少しだけ開いています。

本当に可愛い赤ん坊。女の子のようです。

しかし、同時に私は「大変なことになった・・・」と思います。きっと、赤ん坊がどこかにいなくなってしまった、とホテル中、大騒ぎになっているんじゃないか。

私は赤ん坊を抱きかかえ、無人のホテルの廊下を走り回ります。

ホテルの中は静まり返っていて、大騒ぎになっているという心配も杞憂のようです。

そこで思いだしたのが「そうだ、昨日ロビーで小学生らしい子供を2人連れた一組の夫婦がいて、お母さんが赤ん坊も抱いていた。その赤ん坊だ!」ということ。

ほどなくして、その家族の部屋が見つかります。部屋のドアは開いていました。

みんな穏やかにとてもにこやかに団らんしています。笑顔がはじけます。

そしてお母さんが静かに私に言いました。「私たちには育てられないので、どうぞ代わりに育ててください・・・・」と。

私はどんな顔をしていたのでしょう。もう迷う余地もなく、それを受け入れていました。

本当に可愛い愛おしい存在をしっかり腕に抱きしめながら。

心の中の何とも言えない暖かい思いが感情として残っています。

「ユメのような夢」でした。

さあ、次にこんな良い夢を見るのはいつになるかな。

それよりも次に皆既日食を見るときの方が先になるのは確かでしょう。

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